HSPをインストールして、まず最初にやることは、サン
プルスクリプトを実行してみることだ。それは、自分のパ
ソコンでソフトが動かせるか試すのと、どんなことができ
るかを調べるためで、HSPには沢山のサンプルスクリプ
トが付属していて、それを実行してみるだけでも楽しめる。
HSPスクリプトエディタを起動させるとワープロと同じ感
覚でスクリプトが書ける。その上のメニューにある「ツール」
の「HSPアシスタント起動」を選択すると、サンプルスクリ
プトの一覧がずらーっと並んでいる。
必要なのはEasy3Dのサンプルスクリプトなのだが、他も
見ておけば、スクリプトの勉強になる。
ムープロで必要になりそうなサンプルスクリプトは、
e3dhsp3_1.hsp
キャラの表示と、ひとつだけモーションを読み込み、
再生するサンプル
e3dhsp3_MouseDePose.hsp
1体のキャラをカメラを動かして色々な方向から見
ることができ、キャラのボーンをマウスで選択して、
動かし、ポーズを変更できるサンプル
e3dhsp3_autorun.hsp
キャラが線に沿って自動走行するサンプル
e3dhsp3_pickface.hsp
マウスで地面をクリックすると、クリックした場所に、
バナナが表示され、その場所にサルが移動するサ
ンプル
e3dhsp3_wall_moro20.hsp
自分で操作するキャラとその動きにあわせて20体
のキャラが移動するサンプル
e3dhsp3_fight.hsp
2体のキャラを二人で操作する格闘ゲームのサン
プル
これらのサンプルスクリプトを実行してみて、どんなこ
とができるのか、それはどんな命令を使っているのかを
調べる。
サンプルスクリプトのどれかを選択するとボタンが表示
され、「run」で実行させ「edit」で、HSPスクリプトエディタ
にスクリプトが表示される。
スクリプトの命令らしき単語をワープロのように選択し、
メニューの右端にある「ヘルプ」を選択すると、それが命
令なら、その詳しい説明が別ウィンドウで表示される。
これでしばらくはサンプルスクリプトを少し変更して、メ
ニューの「HSP]にある「コンパイル+実行」を選択して
実行させ、どう変化するかを調べて、ムープロにどんな
機能が欲しいかを考える。
下の画像は開発中のムープロ初期画面