2010年12月25日土曜日

理想と現実

 理想的なムープロを今のパソコンで実現しようとすると、
多くの問題がある。

 今制作中のムープロソフトでは、アニメさせると動きが異
常に遅く、録画しようとすれば膨大な時間がかかる。

 致命的なのは、ポリゴンCGをそのまま使うと、キャラは3
00体ぐらいしか登場させられない。(ポリゴン数が多いともっ
と少なくなる)

 300体も登場させることができれば、普通の映画なら申し
分ないかもしれないが、私が作りたいのは「関ヶ原の合戦」
のような群集が登場するものだから、できるだけ多く登場さ
せたい。そもそも登場人数が少なくていいのなら、実写でか
まわない。

 リアルタイムストラテジーのゲームではもっと多くのキャラを
私のパソコンでもストレスなく表示している。やはり、描画エン
ジンというソフトが違うのだろうか?

 そんな中、インターネットで色々探していると、ビルボードで
キャラを1500体、表示できることが分かった。(無理をすれ
ば2000体は表示できる)

 ビルボードは板に2DのCGを貼り付けたようなもので、キャ
ラを立体的に表現するのは難しいのだが、1500体の表示は
魅力的だ。

 今制作中のムープロソフトを一から作り直さなければならな
いが、やってみる価値はありそうだ。


2010年12月18日土曜日

ムープロに欲しい機能

 今あるCGアニメのソフトはキャラや街並みなどを自分
で1から作らなければならない。この時点で挫折する。

 ムープロでは、こうしたキャラや街並みなどは、すでに
ゲームなどで作られたものを再利用する。(いずれはムー
プロ用に作られるようになる)

 ワープロでいえば、色々なフォントを取り入れて利用す
るような感じだ。

 こうすることで、個性のあるキャラや街並みなどの建物
などを作成する産業も育成できるだろう。

 街並みなどでは通行人のようなエキストラ的なキャラは
自動で歩行して勝手に行動している。また、自動車なども
行きかい、ムープロの利用者はこうしたキャラや街並みを
選んで利用することで、ストーリー作りに専念できる。

 これは仮想空間でもいい。

 メインとなるキャラは、一通りの体の動きは、あらかじめ
つけてあり、ゲームをするように変化させることができ、そ
れ以外の細かな動きは、ムープロ利用者が修正すること
ができる。

 こうしてキャラの動きをつけたものを記憶させて、何度
でも同じ動きを再現できる。これはゲームのリプレイと同
じだ。

 それにカメラのアングルを変えてみることができ、カメラ
の動きも記憶させて、モーションコントロールできる。

 こうして作られた動画を保存して、後で編集し、セリフを
声優や音声合成などで加えてたり、BGMを流したりする。

 すでにゲームメーカーではこうした方法でゲームソフトを
作っているはずなのだが、なぜそれを映画作りに利用しな
いのか不思議でならない。そのくせゲームはシリーズもの
しか売れないと言っている。

 もっと視野を広げて、ムープロを多くの人に提供して、多
くの作品を世に出せば、莫大な利益になると思うのだが。

2010年12月11日土曜日

サンプルスクリプトを実行する

 HSPをインストールして、まず最初にやることは、サン
プルスクリプトを実行してみることだ。それは、自分のパ
ソコンでソフトが動かせるか試すのと、どんなことができ
るかを調べるためで、HSPには沢山のサンプルスクリプ
トが付属していて、それを実行してみるだけでも楽しめる。

 HSPスクリプトエディタを起動させるとワープロと同じ感
覚でスクリプトが書ける。その上のメニューにある「ツール」
の「HSPアシスタント起動」を選択すると、サンプルスクリ
プトの一覧がずらーっと並んでいる。

 必要なのはEasy3Dのサンプルスクリプトなのだが、他も
見ておけば、スクリプトの勉強になる。

 ムープロで必要になりそうなサンプルスクリプトは、

 e3dhsp3_1.hsp
   キャラの表示と、ひとつだけモーションを読み込み、
   再生するサンプル

 e3dhsp3_MouseDePose.hsp
   1体のキャラをカメラを動かして色々な方向から見
   ることができ、キャラのボーンをマウスで選択して、
   動かし、ポーズを変更できるサンプル

 e3dhsp3_autorun.hsp
   キャラが線に沿って自動走行するサンプル

 e3dhsp3_pickface.hsp
   マウスで地面をクリックすると、クリックした場所に、
   バナナが表示され、その場所にサルが移動するサ
   ンプル

 e3dhsp3_wall_moro20.hsp
   自分で操作するキャラとその動きにあわせて20体
   のキャラが移動するサンプル

 e3dhsp3_fight.hsp
   2体のキャラを二人で操作する格闘ゲームのサン
   プル

 これらのサンプルスクリプトを実行してみて、どんなこ
とができるのか、それはどんな命令を使っているのかを
調べる。
 サンプルスクリプトのどれかを選択するとボタンが表示
され、「run」で実行させ「edit」で、HSPスクリプトエディタ
にスクリプトが表示される。

 スクリプトの命令らしき単語をワープロのように選択し、
メニューの右端にある「ヘルプ」を選択すると、それが命
令なら、その詳しい説明が別ウィンドウで表示される。

 これでしばらくはサンプルスクリプトを少し変更して、メ
ニューの「HSP]にある「コンパイル+実行」を選択して
実行させ、どう変化するかを調べて、ムープロにどんな
機能が欲しいかを考える。

下の画像は開発中のムープロ初期画面

2010年12月4日土曜日

ムービープロセッサ(ムープロ)とは

 誰でも(文才があれば)ワープロで小説が書けるように、
誰でも映画が簡単に制作できるようにしたい。それがムー
ビープロセッサ(ムープロ)ソフトの最終目的。

 すでにCGアニメを制作するソフトは沢山あり、無料で
商業映画まで作成できる「blender」なども登場している。

 だけど簡単に作成できるとまでは言えない。

 もっと簡単に、例えばビデオゲームをするように……。

 ビデオゲームの中には、プレーした後でリプレーを観
られるものがある。それはまさにCGアニメそのもの。

 これを応用すれば、リプレー動画を編集して映画作り
ができるはず。

 そう考えゲームソフトメーカーに提案したが無視された。
そこで、自分でソフトを作ってみようと思い、その挑戦の
記録をこのブログで書いていこうと思う。

 使用するプログラムソフトは「HSP(フリーのスクリプト
言語ソフトhttp://www.onionsoft.net/)」
 このソフトには「Easy3D」というHSPで、Direct3D表示
や、あたり判定をする、3DCGを簡単に扱えるプラグイン
がある。

 過去にもこのソフトで作品を作ったことがあり、使い慣
れている。

 HSPのバージョンは3.2.1.0を使用する。
 Easy3Dの最新バージョンは5.3.4.6というのがあるが、
私のパソコンでは、VC90ランタイムがうまく使えず、HSP
に最初から入っているEasy3Dプラグインを使用する。

 なお、ムープロと呼べそうなものはすでに「TVMLプレイ
ヤー2(TVprogram Making Language)
」というのがあ
る。

 スタジオ内でセットを利用したCGアニメ作品が、シナ
リオを書くだけで簡単に作成できる。

 ただし、私の作りたいのは以下のような、屋外の広大
な ロケーションに多数のキャラクタが登場するような作
品だ。



 これは私が別のブログ「関ヶ原の合戦を演出した小早
川秀秋(http://ameblo.jp/ykblog/)」を映画化したい
と思ったからだ。

 かなりハードルは高いが、このブログを見た人の賛同
があれば、ゲームソフトメーカーも興味を持ってもらえる
のではないかと期待している。